Human & Values Report
2025
- 期間
- 2024
- 場所
- 日本
- 対象
- 日本在住5,000名
- 方法
- アンケート調査
「Human & Values Report 2025:選ばれ続ける「らしさ」の未来 /価値観の共鳴から生まれる企業の独自価値」では、「顧客/従業員の価値観」と「企業の独自価値」の関係性に着目して、調査・分析を行い、「選ばれ続ける企業の独自価値」について提言しています。
定点観測を行っている「人の価値観」については、人の価値観の傾向は過去3回の調査結果と大きく変化せず、時代によって左右されない人の本質が浮かび上がりました。
また、企業の「独自価値」に関して、回答者が利用しているブランドおよび勤め先の企業の側面から分析しました。そのうえで、人がもつ価値観と企業が人々から認識されている独自価値との共鳴度によって、ブランドに対する顧客のエンゲージメントや、勤め先企業に対する従業員のエンゲージメントがどのように変わるのかを考察しています。
さらに、本調査では、人の価値観の傾向を分類した5つのクラスターそれぞれが共鳴する企業の独自価値を導出しています。この独自価値に基づき、CXとEXの視点から各クラスターに属する人々に共感を与え、エンゲージメントを強化する企業の施策例についてまとめており、企業が今後の事業戦略(CX)・組織戦略(EX)を描くためのアイデアを提示しています。

「Human & Values Report 2025:選ばれ続ける「らしさ」の未来 /価値観の共鳴から生まれる企業の独自価値」では、「顧客/従業員の価値観」と「企業の独自価値」の関係性に着目して、調査・分析を行い、「選ばれ続ける企業の独自価値」について提言しています。
定点観測を行っている「人の価値観」については、人の価値観の傾向は過去3回の調査結果と大きく変化せず、時代によって左右されない人の本質が浮かび上がりました。
また、企業の「独自価値」に関して、回答者が利用しているブランドおよび勤め先の企業の側面から分析しました。そのうえで、人がもつ価値観と企業が人々から認識されている独自価値との共鳴度によって、ブランドに対する顧客のエンゲージメントや、勤め先企業に対する従業員のエンゲージメントがどのように変わるのかを考察しています。
さらに、本調査では、人の価値観の傾向を分類した5つのクラスターそれぞれが共鳴する企業の独自価値を導出しています。この独自価値に基づき、CXとEXの視点から各クラスターに属する人々に共感を与え、エンゲージメントを強化する企業の施策例についてまとめており、企業が今後の事業戦略(CX)・組織戦略(EX)を描くためのアイデアを提示しています。
Cluster クラスター

このクラスターは自分の価値観や信念を行動選択の重要な軸とします。流行や他者の意見に流されず、自らの判断軸を持ち自由に選べる環境を求めています。日々の行動の是非は他者の評価基準でどう見られるかではなく、自身の持つ評価基準でどう捉えるかに従う傾向にあります。消費活動においても業務においても、独自の哲学やこだわりを追求できる環境に身を置くことを好みます。

このクラスターは生活の質や心地よい体験を重要視し、心身面での安定や健康を提供するブランドや企業とつながりたいと考えます。またそれらのブランドや企業には透明性のあるコミュニケーションが取れるフレンドリーな関係であることを求めています。自分の余白時間を大事にし、非日常の体験を求めるほか、職場にもそうしたワークライフバランス重視の自分を理解してもらいたいという思いを抱いています。

このクラスターの顧客は、商品やサービスを選ぶ際に単なる機能や利便性だけでなく、自分や大切な人とのつながりを深めるための体験を重視しています。共感を大切にし、家族や仲間との絆を強化するものに価値を見いだします。また、安心・安全を最優先に考えるため、信頼できる企業との長期的な関係を築きたいと考えています。自分と相手がお互いを理解し合いながら共通す
る価値観を分かち合うことで安心感を満たしたいという思いが表れています。

このクラスターは、商品やサービスなどを通じて、新たな刺激を感じたり新しい発見に出会えたりすることを重要視します。ブランドの持つ情熱・思いや非日常を感じる体験を通じて、自分の知らない新しい世界に出会い、好奇心を満たしてくれる環境を好みます。職場においても、新たな経験の場やスキルアップの機会を通じて、個人の成長だけでなく、仲間とともに刺激を受けながら進化することにも価値を見いだします。

このクラスターは、自身の行動を社会へ還元したいという意識を持っています。自身が消費者の立場で商品やサービスを選択する際、または従業員の立場で働く職場として選択する際でも、企業や組織の理念や社会的意義への共感を重視し、その中での自分の行動が社会とつながりを持ち、影響をもたらしたいと考えます。消費や仕事の中で何らかの創作を行ってアウトプットを生み出し、自分自身の成長と社会の進歩を両立させたいと考えています。
らしさを発揮できる自由な選択

このクラスターは自分の価値観や信念を行動選択の重要な軸とします。流行や他者の意見に流されず、自らの判断軸を持ち自由に選べる環境を求めています。日々の行動の是非は他者の評価基準でどう見られるかではなく、自身の持つ評価基準でどう捉えるかに従う傾向にあります。消費活動においても業務においても、独自の哲学やこだわりを追求できる環境に身を置くことを好みます。
<関係性が高い価値観>
#08 Personal Freedom | 個人の自由を大切にしたい
#01 Being Safe & Well | 安全で健康に過ごしたい
#02 Time Out | 休息したい

Cluster1が共鳴するブランド/企業の独自価値
【CX】自由なライフスタイルを下支えする伴走者
【EX】個を尊重し、自由な選択を受け入れる理解者
※詳細はレポートに記載しております
Cluster1の顧客が共感するブランドの施策(CX)
施策1|多様な人々の個性を表現するプロモーションの実施
流行や他人の意見に左右されない自分の軸があるこのクラスターは、個性を大事にする価値観を有しているため、個性を表現するプロモーションに興味や関心を抱きやすいです。

施策2|自分の表現の幅を広げる ツールや機会の提供
このクラスターは、自分らしいこだわりや自身の個性を強く実感するために、自分自身が個性を表現できる機会や体験を得られたり、そうした表現を促してくれたりする施策を望んでいます。

施策3|自分らしさを反映できる カスタマイズ性の提供
選択・購入する商品やサービスに対して、実用性のためのカスタマイズ性という側面のほか、自分自身のこだわりを反映して個性や自由を表現できるカスタマイズ性を求めます。

Cluster1の従業員が共感する企業の施策(EX)
施策1|フレックスやリモートワークの選択肢を提供
個人の自由な選択をするこのクラスターは、働く自由度を高めるフレックスやリモートワークの施策を求めやすいと言えます。こうした施策は自身のスキルや個性を発揮する観点からも大きな意味を持ちます。

施策2|従業員の多様性が 尊重される職場環境
自由を大事な価値観と捉え、また他人の意見に左右されない自分軸を持つこのクラスターは、画一性や統制を重視する企業を避ける代わりに、多様性を尊重する取り組みに共感を持ちます。

施策3|業務以外の趣味や社会活動を支援する制度
自由や休息を大事にするこのクラスターはプライベートで注力している何らかの趣味や活動を行っている可能性が高いです。それを受け入れ支援する企業の制度はこのクラスターにとって重要です。

こころを整える日常の余白時間

このクラスターは生活の質や心地よい体験を重要視し、心身面での安定や健康を提供するブランドや企業とつながりたいと考えます。またそれらのブランドや企業には透明性のあるコミュニケーションが取れるフレンドリーな関係であることを求めています。自分の余白時間を大事にし、非日常の体験を求めるほか、職場にもそうしたワークライフバランス重視の自分を理解してもらいたいという思いを抱いています。
<関係性が高い価値観>
#02 Time Out | 休息したい
#10 Close Connections | 親密な関係を築きたい
#01 Being Safe &Well | 安全で健康に過ごしたい

Cluster2が共鳴するブランド/企業の独自価値
【CX】自然体で話し合える、日々を彩る仲間
【EX】温かな居場所を作り出すサポーター
※詳細はレポートに記載しております
Cluster2の顧客が共感するブランドの施策(CX)
施策1|製品やサービス開発の背景が伝わるコンテンツの提供
このクラスターは透明性と誠実さを重視するため、ブランドに対して表層的なマーケティングメッセージではなく、開発の思いや背景など深い部分でのメッセージを欲しています。

施策2|非日常を感じることができる製品やサービスの提供
ワークライフバランスを重視しているこのクラスターは、日々の仕事を忘れさせる休息を求めています。そのために、非日常感を味わえる製品やサービスはそうした休息のニーズを満たすのに適しています。

施策3|自分らしさを発信できる場の提供
仕事では何かを演じていても、プライベートでは着飾らない本当の自分でいたい。そうした思いに応えるために、自分らしさを表現できる製品・サービスはこのクラスターにとって理想的なものと言えます。

Cluster2の従業員が共感する企業の施策(EX)
施策1|休暇取得に対する職場理解
仕事のストレスを忘れる非日常体験と自分の時間を得られる機会として休暇が大きな意味を持ちます。

施策2|メンタルヘルスのサポートや医療費などの補助制度
心穏やかで自然なままでいることを求めているこのクラスターにとって、メンタルの安定性を支援できる施策、例えばカウンセリングサービスの提供、ストレスチェックの実施は有効です。

施策3|組織もしくはプロジェクトを自分で選択できる仕組み
ライフバランスを大切にしながら、自分の興味ある組織やプロジェクトを自由に選べることは、大きなモチベーションとなります。自分のペースで成長し、キャリアの発展を支援してくれる企業を求めています。

つながりを実感できるあたたかな暮らし

このクラスターの顧客は、商品やサービスを選ぶ際に単なる機能や利便性だけでなく、自分や大切な人とのつながりを深めるための体験を重視しています。共感を大切にし、家族や仲間との絆を強化するものに価値を見いだします。また、安心・安全を最優先に考えるため、信頼できる企業との長期的な関係を築きたいと考えています。自分と相手がお互いを理解し合いながら共通する価値観を分かち合うことで安心感を満たしたいという思いが表れています。
<関係性が高い価値観>
#10 Close Connections | 親密な関係を築きたい
#01 Being Safe &Well | 安全で健康に過ごしたい
#07 Emotional Empathy | 共感したい/されたい

Cluster3が共鳴するブランド/企業の独自価値
【CX】親しい人との絆を深めるつなぎ手
【EX】ボーダレスな関係性を育む共同体
※詳細はレポートに記載しております
Cluster3の顧客が共感するブランドの施策(CX)
施策1|安全性や効果を伝える情報提供
自分自身やその家族などが安全で健康な暮らしを実現するにあたり、このクラスターは選択する商品・サービスの安全性や信頼性に重きを置き、そのための情報を欲しています。

施策2|何かあった際の迅速なサポートの提供
安全が確保され、いつも通りの安定した暮らしと平和な人間関係を維持するために、何か問題が発生した際に手厚くサポートして速やかに解決を図ってくれるサービスを必要としています。

施策3|家族や仲間とのつながりを深める機会の提供
表面的な浅い人間関係ではなく、大切な人と深く長く付き合っていきたいという思いを抱くこのクラスターは、そうした機会を増やせる商品・サービスの利用を好みます。

Cluster3の従業員が共感する企業の施策(EX)
施策1|心理的安全性の確保
このクラスターは、表面的なやりとりでなく、人との深いつながりを重視するため、自分自身の本当の思いを安心して本音で話せるような職場を理想的な環境だと捉えます。

施策2|地域ボランティアや環境活動への参加
このクラスターは地域や近所とのつながりを重視するため、社外の関係者とともに活動して強い絆を築くことができる機会を望んでおり、そのための職場からのサポートを期待しています。

施策3|チームビルディングのための取り組み
従業員同士があたかも家族のように信頼し支え合う関係をこのクラスターは望んでいるため、そうした環境づくりを促す企業の施策や福利厚生、イベントは有効に機能します。

新たな刺激が切り拓く成長の可能性

このクラスターは、商品やサービスなどを通じて、新たな刺激を感じたり新しい発見に出会えたりすることを重要視します。ブランドの持つ情熱・思いや非日常を感じる体験を通じて、自分の知らない新しい世界に出会い、好奇心を満たしてくれる環境を好みます。職場においても、新たな経験の場やスキルアップの機会を通じて、個人の成長だけでなく、仲間とともに刺激を受けながら進化することにも価値を見いだします。
<関係性が高い価値観>
#06 Self Enhancement | 自己を強化したい
#01 Being Safe &Well | 安全で健康に過ごしたい
#08 Personal Freedom | 個人の自由を大切にしたい

Cluster4が共鳴するブランド/企業の独自価値
【CX】刺激的な未知の世界にいざなうインスピレーター
【EX】可能性を引き出し、成長を支えるメンター
※詳細はレポートに記載しております
Cluster4の顧客が共感するブランドの施策(CX)
施策1|ブランドのミッションや情熱を伝えるコンテンツの提供
このクラスターは、ブランドが持つ情熱から自分を鼓舞する刺激を得たいという思いがあります。自分が何かを得て新しい学びや成長、モチベーションにつながるコンテンツを望んでいます。

施策2|非日常を体験できるプロモーションやイベントの開催
日常の中に非日常を感じさせるプロモーションやイベントはこのクラスターにとって新しい刺激を得て自分の可能性や視野を広げる機会として最適です。没入型のブランド体験が新たな発見を促します。

施策3|スキル向上をサポートするツールや場/ 機会の提供
このクラスターは、日常の中でも新しい成長につながることを求めており、自己理解や創造性、マインドセットの成長を促すツールや機会を求め、新たな視点を得ることを望んでいます。

Cluster4の従業員が共感する企業の施策(EX)
施策1|積極的に部下に任せるプロジェクト推進
難しい仕事にチャレンジして自身の成長やスキルアップを図りたいと考えているため、業務を任せてもらえる環境を求めています。チームワークも重要視し、チーム全体の成長やパフォーマンス向上にも関心を持ちます。

施策2|eラーニングやスキルアップのためのプログラム提供
自身のスキルアップには、eラーニングなどのプログラムがその近道であり、このクラスターはそれを有効活用したいと考えています。こうした学びを活かして挑戦し、自己実現やキャリアの拡大を図っています。

施策3|1on1面談によるリーダーとの意思疎通
リーダーとの対話を通じて、キャリアの方向性を確認し、自身の成長に必要なスキルや経験を明確にすることを望みます。リーダーとの信頼関係を深め、責任あるプロジェクトで経験を積める環境を欲しています。

変革への信念と創造性

このクラスターは、自身の行動を社会へ還元したいという意識を持っています。自身が消費者の立場で商品やサービスを選択する際、または従業員の立場で働く職場として選択する際でも、企業や組織の理念や社会的意義への共感を重視し、その中での自分の行動が社会とつながりを持ち、影響をもたらしたいと考えます。消費や仕事の中で何らかの創作を行ってアウトプットを生み出し、自分自身の成長と社会の進歩を両立させたいと考えています。
<関係性が高い価値観>
#14 Higher Purpose | 高い目的を持ちたい
#04 Feeding Curiosity | 好奇心を満たしたい
#05 Make Things | 創作したい

Cluster5が共鳴するブランド/企業の独自価値
【CX】社会変革を促す先導者
【EX】壮大な課題に挑み続けるバディ
※詳細はレポートに記載しております
Cluster5の顧客が共感するブランドの施策(CX)
施策1|発見を共有し、学び合うことができるコミュニティの提供
創造性を発揮して社会に何かを残すために、このクラスターは自身を高める学びや発見の機会を重要視しています。自身と社会のつながりを強化するために、コミュニティへ所属することが大きな意味を持ちます。

施策2|製品・サービスの利用が社会に与える影響の紹介
社会貢献を行いたい、また自分の行動を何か社会への還元につなげたいと思うこのクラスターにとって、社会に影響を与えている他者の存在は大きな刺激であり、求めている情報の1つです。

施策3|創作をサポートする専門的なチュートリアルの提供
有形のもの、無形のものに限らず、社会貢献のためには何かを作って生み出すという広い意味での創作活動が必要です。このクラスターはそうした活動をサポートしてくれる仕組みや環境を望んでいます。

Cluster5の従業員が共感する企業の施策(EX)
施策1|企業のパーパス実現に向けた具体的な取り組み
自分自身の仕事は社会的にどのような意義があるのか、社会にどう貢献できるのかという思いに応えるため、このクラスターは企業のパーパスを具現化する取り組みの有無を重要視します。

施策2|地域住民とつながる機会の提供
社会貢献を重視するこのクラスターは、業務の中で社会や地域とつながれる機会に価値を感じています。会社の人以外と交流して社会との関わりを実感できるカフェやコワーキングスペースがその例です。

施策3|社会/ 環境問題を議論する社内イベントの実施
事業活動が社会問題や環境問題の解決にどう貢献できるかという点を大事にするこのクラスターは、会社の中で日々そうした問題を議論できる場を求めているため、イベントとして実施することが1つの有効な手段です。

Proposal Ridgelinezからの提言
競争優位性のある価値創造ストーリーの再構築

人と企業の共鳴点から見いだされる独自価値
今、日本の成熟企業が必要としているのは、短期的な成果を積み重ねながらも長期的な価値を創出し続けるための戦略です。この
「長期的な稼ぐ力を創り出す戦略ストーリー」の立案には、まず根幹となる「企業独自の提供価値」を再定義し、その延長線上に今後のビジネスモデルやビジョンを描くことが重要です。
今回の調査結果から、人の価値観の全体傾向は過去4年間で大きく変化していないことが明らかになりました。成熟社会において、価値観とは中長期的に変化しない人の根源
的な要素の1つであると考えられます。
そして、企業の価値観と人の価値観が重なり響き合うところ(共鳴点)に独自価値を提供する企業ほど、顧客や従業員から高いエンゲージメントを得ており、長期的な関係を
築きやすいことが明らかになりました。企業が長期的な競争優位性を築くには、「ステークホルダーとの共鳴点」を捉えることが不可欠だと言えます。
独自価値を戦略ストーリーの中核に
企業の独自価値は、ただ言葉で表現するだけでなく、価値を創出するプロセスを、わかりやすいストーリーとして可視化することが重要です。
そこで、Ridgelinezは企業の競争優位性を描くための手法として、「人起点の価値創造ストーリー」のフレームワークを活用した企業の競争優位性の再構築を提言します。
【STEP1】
このフレームワークの中核にあるのはその企業が提供する独自価値です。「顧客/従業員」が大切にする価値観と「事業運営者/経営者」が考える自社の価値観の調査/分析を経て、それらの共鳴点に競争優位性の源泉となる「独自価値」を構築します。
【STEP2】
次に、この独自価値を核に企業がこれまで大切にしてきた「過去」の要素を受け継ぎ、今後ありたい「未来」へとつなぐような、各要素における“らしさ” を明確化すること
で、過去・現在・未来における企業活動を貫くその企業らしい1つのストーリーを創ります。
【STEP3】
こうして、顧客/従業員へ提供すべき独自価値を再定義し、それを反映した価値創造ストーリーを新たな短期/長期の事業戦略および組織戦略立案の中核要素としていきます。
最終的に、この価値創造ストーリーに基づいて多岐にわたる変革の取り組みを一貫性のあるものにしていくことで、ブレのない経営意思決定が可能になるほか、従業員は日々
の仕事に対する意義をより見いだしやすくなります。
人起点の価値創造ストーリーは、不確実性が高まる今日の社会環境の中でも、企業が長期にわたって持続的に成長を遂げ、前進するための航海図なのです。
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