Make Things
創作
We need to create. We value expressing creativity.
The Passion Economy
パッションエコノミー
最初のロックダウンをきっかけに、アロマキャンドルの売上は29%増加しました。
Kantar, 2020
E-commerceの進歩により、誰もが自分のビジネスを始めることができます。不確実な時代の中で、 Z世代は収入を生み出すことに情熱を注いでいます。従来のキャリアパスに従う必要はありません。
Crafting Careers
ピアツーピアのEtsyマーケットプレイスには、現在190万人のアクティブな売り手と3,170万人の買い手が存在し、ブログのレイアウトから手作りの工芸品まであらゆるものを取引しています。
Photo Credit:Unsplash, 2021
Reloved Fashion
リセール(再販)経済のブームの中で、Z世代はファッションへの興味を利用して、自分の作品を販売する小規模な小売店の企画をしています。小売プラットフォーム「DEPOP」は現在、全世界で2,100万人以上のユーザーを抱えており、そのうちの90%がZ世代です。
Photo Credit:Depop, 2021
Influencer’s Market
多くのインフルエンサーが自身のブランドをローンチするケースが増えています。YouTuber /Artistあさぎーにょさんもその一人です。あさぎーにょさんは、路面店舗を開店するまでの道のりをSNSでリアルタイムに投稿し、フォロワーと対話しながらブランドを作り上げています。
Photo Credit:YouTuber /Artistあさぎーにょ
Tried and Tested
挑戦とテスト
Estyのユーザー数は前年(2019年)と比べると176%増加しています。
Statista, 2020
余暇が増えるにつれ、新しいことへの挑戦、プロセスを楽しむ人々が増えてます。
Mindful Making
ものづくりのプロセスは、メンタルヘルスやウェルビーイングに良い影響があると言われています。メンタルヘルスの慈善団体「mind」は、毎月異なる種類のクラフト活動を盛り込んだ「pause」という定期購入サービスを開始しました。
Photo Credit:Mind, 2021
Roller Revival
Oumi Janta氏は、ベルリンを拠点に活動するプロのローラースケート選手であり、モデルでもあります。インスタグラムのフォロワー数は100万人近くにのぼり、スケートカルチャーの新たなブームを牽引するマスコット的存在となっています。
Photo Credit:Oumi Janta, 2021
Fun to Make
ブラザー工業・蛇の目ミシン共に、家庭用ミシンの売り上げが好調です。新型コロナのマスク不足による手作りマスクの浸透以外に、ユーザーは自分自身の手でモノづくりする楽しさを再認識・再評価しています。
Photo Credit:Unsplash
Amateur Artistry
アマチュアの芸術性
COVID前に比べて、ワットパッドの登録者数は50%以上増加しています。
Wattpad, 2021
この一年、外出先での贅沢な体験が抑制されたため、人々はハイエンドな体験を自宅で再現しようとしています。新しいスキルを学ぶ中で、私たちはプロフェッショナルのスキルを改めて実感し、彼らに敬意を払うようになりました。
Kitchen not Michelin
「Masterclass」は、昨年から人気が高まっているオンライン学習プラットフォームです。Gordon RamsayやYotam Ottolenghiをはじめとする多くのトップシェフと提携し、高級料理のレシピを一般の人々に公開しています。
Photo Credit:MasterClass, 2021
Writing Community
ワットパッドは、ユーザーがお気に入りの作家とつながり、オリジナルのストーリーを読んだり書いたりできるプラットフォームです。COVID-19前に比べて登録者数が50%以上増加しましたが、4500万人のユーザーのうち50%が18歳未満です。
Photo Credit:Wattpad, 2021
Continuously Learning
ストアカは、何かを教えたい人と学びたい人がマッチングできる学びのマーケットです。170以上のジャンルの学びがラインナップされており、累計受講数は77万件を突破しています。多くの人が自分の知識を社会に還元し、副業する機会を求めています。
Photo Credit:Unsplash
Losing Ownership
オーナーシップの低下
プラットフォーム依存・他律的環境、リアルの価値や倫理観、身体能力の低下
「 私たちは自身の自律性を失っている 」
ビックテックと呼ばれる大手IT企業のサービス群は、私たちの日常のあらゆる場所で横断的に関わり、生活を支えるプラットフォームの一部となっている。デジタルサービスの特徴は、ボタンひとつで簡単に生活のなかにインストールされ、いつでもどこでも利用可能なことだ。また、オンラインゲームをはじめとするエンターテイメントにもデジタル化が進み、私たちは心身ともにデジタルプラットフォームの恩恵にあずかっている。しかし、一度味わってしまった利便性や快楽は、気付けば底なし沼のようなデジタル依存に私たちを引き込み、自らの意思で新たな世界に触れるようとするような自律性を徐々に失ってしまっている。
Invisible Truth
真実の不確かさ
偽の情報によるインフォデミック(混乱・偏見)
「 正しさを判断しにくい情報社会 」
いまや世界的に普及一般化したTwitterやInstagramをはじめとするSNSには、偽の情報すらも恐るべき勢いで拡散させる力を持っている。YouTube、まとめサイトや個人ブログなど個人が気軽に情報を発信できるようになった分、私たちはリアルタイムで世界中の情報を簡単に見られるようになった。しかし、そこで発信される情報の精度は玉石混交となり、嘘の情報や悪意のある意見すらも一種の「真実」として人々に受け止められてしまう事態が起きている。混沌とした情報社会の中で、人々はどうやって「正しさ」を判断していくべきだろうか。
Invasion of Privacy
プライバシーの侵食
プライバシー侵害・ハッキング・プライバシーパラドックス
「 プライバシーは侵害されていく 」
GAFAをはじめとするあらゆる企業がいま大量の顧客データを活用して、利益の最大化を図っている。それはつまり、ユーザーが意図せぬまま個人データが取得され、不正に活用されるリスクに脅かされるようになったということでもある。私たちの行動はリアル、バーチャルを問わずに一部始終企業から監視される未来がすぐそこまで迫っている。
・SNSアカウントの乗っ取り
・個人情報の売買
・不正な個人情報の取得/活用
・ネットリンチ